お花のお祓いをしています

4月25日、JR福知山線の脱線事故から10年の節目を迎えました。107名の尊い命が一瞬にして失われた悲惨な大事故。事故直後から亡き人を思う家族や関係者、そして全国の多くの方が現場に足を運ばれお花などをお供えになっています。当社では、事故直後に「お供えされたお花を粗末に扱いたくない」とJRさんから相談を持ち掛けられ、それ以降、お花などをお焚き上げする神事を継続して行っております。

月2回、神社までトラックでお供えされたお花などが持ち込まれ、まずご神前で「お供えにこめられた様々な思いがすべてお御霊に届きますように」というご祈祷をします。その後、お花をお祓いし、花の包装紙などを取り除き天日干しにして、3か月に1度、お焚き上げを行っています。

4月末から5月の連休は毎日のようにお花が持ち込まれます。一つ一つを丁寧に仕分けし、最後の最後まで粗末にしないという気持ちでご奉仕させていただいています。

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10年が経過した今でも多くの方が事故現場に足を運ばれていることが、持ち込まれる花の量で推察できます。

お御霊の安らかをお祈り申し上げますとともに、亡くなられた方々、ご遺族、また多くの方の共通の思いである列車の安全な運行を願うばかりです。

2015-04-30 | Posted in お知らせ

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