あまがさきアート・ストロール④
貴布禰神社の境内地の広さは、尼崎市内の神社で一番です。夏のだんじり祭りで、太皷とだんじり8基が境内に宮入しますととてもせまく感じますが、常日頃はこの広さを持て余しています。
しかし、今回のあまがさきアート・ストロールではこの広さがとても役立ちました。昨日紹介した「かすむ」ともうひとつ、君平さんの「ヒゴタイ」が展示されます。
君平さん 作品名:ヒゴタイ 六甲ミーツ・アート芸術散歩2016 参考画像
君平さんは、「1997年から鉄の立体作品を中心に作家活動を始める。近年は、地域の歴史や自然に関心を広げ、プランクトン・花粉・微化石・絶滅危惧種などをモチーフに大型の立体作品を制作している。博物館研究者や地域と連携したプロジェクトやワークショップにも取り組んでいる」という方です。
ヒゴタイは。ご社殿前の階段下に展示され、南門からヒゴタイを通してご社殿を見る構図になります。実際に展示されてみないと想像がつきませんが、おそらく神社界でこれまでにない展示方法になるのではないか、と楽しみにしています。古くから鉄を扱う住友金属工業や久保田鉄工など会社工場の守護神として鎮座してきた貴布禰の大神さまですので、鉄でできた作品2点の展示は歴史的にも意味を感じてしまいますね。